「解のない時代」の教育をデザイン 世界に羽ばたく子どもたちを育てる

教育のソリューション企業・エデュソルを率いるとともに、電通、TBSホールディングスと共同設立した次世代教育開発会社や、子どものための「大学」、新たなテクノロジースポーツの団体など、活躍の場を広げる岡本弘毅氏に、これからの教育について話を聞いた。

絶対的な解のない時代、
早くからSTEM教育を提供

岡本 弘毅

岡本 弘毅

株式会社エデュソル 代表取締役
NPO法人子ども大学水戸 理事長
株式会社スコップ Chief Growth Director
一般社団法人ロボッチャ協会 代表理事
2002年に教育の問題解決をする会社として、株式会社エデュソルを設立。世界に羽ばたく「倭僑」の育成のため、従来の教育だけではなく、STEM教育やSDGs教育(ESD)、グローバル教育を中心に、3歳から社会人までの幅広い年齢にあわせた、様々な探究型教育プログラムを提供。併せて、NPO法人子ども大学水戸 理事長や一般社団法人ロボッチャ協会 代表理事、株式会社スコップ Chief Growth Directorも務める。

──岡本さんは、2002年につくば市でエデュソルを創業しました。教育事業に力を注がれる背景には、どのような問題意識があるのですか。

エデュソルは「エデュケーショナル・ソリューションズ」から付けた社名です。私たちは常に時代の先を見据え、教育の課題解決に貢献できる会社であり続けることを目指しています。

日本では1990年代の頃まで、一つの正解やロールモデルが示され、それに向けて早く正確にこなすことが目指されてきました。しかし、バブル経済が崩壊して絶対解がなくなり、自分で答えを生み出すことが求められる時代に変わりました。それに伴って、教育も変わらなければならないはずです。

教育は国の礎です。海外の人たちと接していると、…

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