つくば市のアフタースクール 自然の中での自由な遊びで「たくましさ」を育む

元プロサッカーコーチの小林力氏が2022年、つくば市に設立したアフタースクール「こそだての家」。自然豊かな場で、子どもたちに様々な体験を提供している。「個」・「らしさ」を尊重し、何をするかは子ども自身が決める。それにより子どもの「たくましさ」を育てている。

学童不足という課題を解決、
出会いと体験の場をつくる

小林 力

小林 力

一般社団法人こそだての家 代表理事
モンテネグロ1部Grbaljトップチーム、アルビレックス新潟シンガポールトップチーム、ジュビロ磐田U-15、Jリーグ選抜U-13、4歳~15歳が所属する地域のクラブなどでプロサッカーコーチ(育成統括含む)を務めたのち、コンサルティング会社にてプロジェクトマネージャーを経験。2021年4月、つくば市に移住。2022年4月、アフタースクール「こそだての家」を開設。

「こそだての家」は、平日の放課後、小学生を中心に20名弱の子どもを預かり、落書きができる「こくばんバス」でつくば市内に数か所ある遊び場に送り届け、自然の中で気の向くままに遊ばせるアフタースクールだ。

「こそだての家」を立ち上げる前、代表の小林力氏は、約20年間にわたり国内外の名門チームで選手の指導にあたるプロサッカーコーチを務めていた。アフタースクールに関心を抱いた最初のきっかけは、小林氏がコーチ時代に感じていた疑問であった。

「国内外で大勢の若い選手の成長に立ち会う中で『その人のたくましさには何が影響しているのだろう?』と考える機会が多くありました。技術的に秀でているわけではないのに、人としてすごくたくましく、日本代表に入った子がいるかと思えば、…

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