2024年度、半数以上の大企業がリスキリングを実施予定 パーソル調査

パーソルグループのパーソルイノベーション株式会社が展開するリスキリング支援サービス『学びのコーチ』は、全国の企業に勤める人たちを対象に、「リスキリング」に関する定点調査を四半期ごとに実施している。企業における2024年度のリスキリング施策の方針について、1月4日に調査結果を発表した。

所属企業において、「直近1年の間で、従業員のリスキリング施策に関する取り組みを行いましたか︖」との質問に対して、「実施した」という回答は、前回の49.1%に比べ8.2pt減少し、今回は40.9%に留まった。

所属企業が取り組むリスキリング施策において、「どのスキルを習得することを重視していますか︖」との質問に対しては、1位は「データ活用(35.5%)」、2位は「リーダーシップ(32.4%)」、3位は「AI活用(ChatGPT等)(31.5%)」。過去の調査に比べ「リーダーシップ」がランキング上位に入った。

所属企業が取り組むリスキリング施策の評価について、「大きな成果が実感できた」との回答が16.4%(前回28.7%)。また、「成果を実感できた」との回答が56.9%(前回52.1%)となり、リスキリング施策の成果を感じている企業は前回調査に引き続き、全体で70%以上となった。一方で、「どちらともいえない」「あまり成果が出ていない」との回答も増加しているため、企業によっては安定した成果を得られていないことが示された。

所属企業が取り組むリスキリング施策において、「2024年度にリスキリングの取り組みを行っていく予定はありますか?」との質問に対しては、2024年度も引き続き43.8%の企業がリスキリング施策を実施する計画がある、もしくは実施する意向があることが分かった。企業規模別の回答を見ると、大企業の半数以上はリスキリング施策を実施する計画があるもしくは実施する意向があり、2024年度も大企業が先行して取り組んでいく実態が示された。

 

パーソルイノベーション株式会社・プレスリリースより