白馬村ならではのスキー教育で強い身体と地域愛を育てる

1998年冬季五輪のスキージャンプ・ラージヒル団体で「日の丸飛行隊」が金メダルを獲得した瞬間は、平成スポーツ史を代表する名シーンだ。その舞台となった白馬村にある白馬北小学校は、地域の協力を得ながら、冬季に独自のスキー学習を行っている。同校の教育の特徴について話を聞いた。

雪国ならではのスキー教育

松下 設吉

松下 設吉

白馬北小学校 校長
長野県大町市出身。信州大学教育学部卒業後、長野県内各地で理科の教員として勤務。長野県木曽郡大桑村立大桑中学校校長を経て、2020年4月より現職。2人の子どもは成人して県外在住、現在は妻、愛犬エリンと一緒に暮らす。

北アルプスの麓にある白馬村は四季折々の大自然の美しさを誇り、夏はハイキングや登山、冬はスキーと年間を通して国内外から多くの人々が訪れる国際的なリゾート地だ。白馬村にある白馬北小学校は、冬季の体育の授業で「スキー学習」というユニークなカリキュラムがある学校として知られている。

同校の「スキー学習」では、全学年を対象にアルペン・クロスカントリー・ジャンプの3種目の指導を実施。その年の降雪状況との兼ね合いもあるが、通常は12月上旬の「スキーはじめの会」という…

(※全文:1925文字 画像:あり)

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