世界という選択肢を全ての子どもへ 公教育に学びの選択肢を創る

長野県には近年、インターナショナルスクールの設立が相次いでいる。2012年創立のインターナショナルスクールオブ長野(ISN)もその一つ。2歳から受け入れるプリスクールと小・中学部から成り、国際バカロレアの PYP 認定校でもある同校の特徴について、栗林代表に話を聞いた。

日本に住む日本人のための、インターナショナルスクール

栗林 梨恵

栗林 梨恵

インターナショナルスクールオブ長野 代表
高校卒業後、英バッキンガム大学にて幼児心理学と英語教授法を学び、バーミンガム大学大学院にて MBA 取得。ブリティッシュカリキュラムで児童教育に関わり、モロッコカサブランカの地元幼稚園関係者とフレンチカリキュラム幼稚園運営、コンサルタント業務を経験。14年後帰国し、2012年にインターナショナルスクールオブ長野を創設。

少子高齢化が進む中、グローバル人材の育成が国を挙げて進められている。文科省が定める教育指導要領でも重要な柱とされ、海外の大学で認められる入学資格の「国際バカロレア(IB)資格」を取得できる学校が増えていることもその現れだ。中でもカリキュラムの大半を英語で行う保育施設「プリスクール」の人気は高く、国内のプリスクールに通う未就学児は約6万人にのぼる(インターナショナルスクールタイムズ調べ)。

アルプスの山々に囲まれた長野県松本市に所在するインターナショナルスクールオブ長野(ISN)も、プリスクールから発展したインターナショナルスクールだ。松本市内に2キャンパス、長野市内に1キャンパスを持ち…

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