日体大、タイミーと連携協定締結 学業・スポーツとバイトの両立を支援、部活動指導者と学校のマッチングも

日本体育大学は7月22日、スポットワーク(短期・単発バイト)に特化したマッチングプラットフォームを運営する株式会社タイミーと連携協定を締結した。

タイミーが、立地や時間の観点から日体大の学生に適した求人を集約した特設サイトを構築。学業やスポーツとアルバイトの両立を支援する。加えて、日体大が育成を進める中学校等部活動の指導者と学校のマッチングにも取り組む。

ただでさえアルバイトにより大学生の約2割が学業に支障をきたす中(厚生労働省調べ、2015年)、日体大の学生は約6割が運動部に所属しており(同大調べ、2024年)、学業に加えて、スポーツとの両立が大きな課題となっている。

そこで、シフトの制約を受けず、学業やスポーツの隙間時間に働くことのできるスポットワークを紹介。学生生活を支援する。

また日体大は、中学校等の部活動の地域移行に伴い、需要が高まっているその指導者の養成に取り組んでいる。そこで養成した指導者を、タイミーの同名のプラットフォームにより学校側とマッチング。指導者不足に悩む学校を支援する。一部地域において実証した上で、その結果をもとに他地域への展開を目指すとしている。

日体大の石井隆憲学長は「『運動部に入部するとアルバイトがほとんどできない』という従来の認識を変えていきたい」、タイミーの小川嶺代表取締役は「学生時代、『すぐ働けてすぐお金がもらえるサービスがあったら良いのに』との思いから『タイミー』を始めたため、今回の連携は悲願。今後、教育現場の課題解決にも切り込んでいきたい」と語った。

aa36375-368-5cc991fa2cc78dd3c054047194c39dbf-2340x1414締結式の様子。左より、小川嶺・タイミー代表取締役、石井隆憲・日体大学長。タイミー プレスリリースより