ワーケーションで心と身体を健康に マインドフルネスを科学する

島根県松江市で2020年に創業したワークアットは、ワーケーションに独自の研修を組み合わせた滞在型パッケージを提供する「マインドフルネスカンパニー」だ。島根大学の知見を活かし、ストレスなどの健康状態を見える化し、科学的・効果的なプログラムを開発・提供している。

マインドフルネスに出会い
心と身体の健康の大切さを実感

林 郁枝

林 郁枝

ワークアット株式会社 代表取締役社長CEO
島根県出雲市出身。2017年まで15年間日本マイクロソフト株式会社でスタートアップ・ソフトウェア開発支援やクラウドサービスセールス・ビジネス開発を担当。2018年に東京から松江市に移住し、地域おこし協力隊として産学官金連携の実証実験プロジェクトをプロデュース。2020年にワークアット株式会社を設立し、ワーケーション、ヘルスケア、街づくり、地域プロデュースや人材育成、コンサルティング事業を展開。2022年よりコワーキングスペース「enun(縁雲)」の運営事業にも携わる。マインドフルネスヨガや瞑想・ワークショップ講師としても活動中。

ワークアット社長の林郁枝氏は、15年間勤めたマイクロソフトをはじめ、長くIT業界で働いてきた。

「大都市で仕事中心の生活を送っていましたが、ある時、心と身体の健康が人生を楽しく生きる上で一番大切であると実感しました。それで、マインドフルネスヨガや瞑想・ワークショップ講師としても活動するようになりました」

林氏は島根県の出身。人との縁もつながって2018年に松江市に移住した。地域おこし協力隊として、2019年から地域の産官学金連携による実証実験やプロジェクト「ワーキング ヘルスケア プログラムMASTUE」の運営に携わった。

同プログラムは松江への新たな人の流れを生み出すことを目的に、企業向けの滞在型パッケージを開発・運営する事業だ。松江ならではの価値として「食」や…

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