「職業病」の課題を解決するローカルベンチャー、リカレント教育にも力を注ぐ
Canvasは、仕事における健康課題「職業病」を解決するヘルスケアベンチャーだ。代表の元廣惇氏は作業療法士免許を取得し、医療機関での臨床業務を経て起業した。自身の知見を活かし、Canvasでは医療従事者が自らのキャリアを拓くためのリカレント教育も提供している。
職業病の原因や影響を見える化
中小企業の健康経営を支援
元廣 惇
島根県松江市に本社を置くCanvasは、仕事が原因で生じる病気やけがなどの「職業病」を解決するヘルスケアベンチャーだ。作業・理学療法士の視点で職業病の根本原因や影響を見える化し、企業の健康経営を支援するサービス「しあえる(ciaeru)」を提供し、約70社に導入している。その先進的な事業が評価され、中小企業庁から地域課題を解決する「ローカルゼブラ企業」に選出された。
Canvas代表の元廣惇氏は作業療法士免許を取得後、複数の医療機関で臨床業務を経験。その後は養成校の教員になり、大学での研究にも従事してきた。養成校では30歳の時、歴代最年少で作業療法学科長に就任し、教育を担うとともに産官学金連携や新設大学設置などのプロジェクトを主導した。そして2021年、…
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