京都オムロン地域協力基金が給付型奨学金制度を創設。公募を開始

公益財団法人京都オムロン地域協力基金は1月22日、将来への強い志と成長と社会貢献に意欲があり、京都府にゆかりのある大学進学生を支援するために、2024年度の大学進学生向け給付型の奨学金制度の公募開始を発表した。

昨今、大学進学率が倍増する中、2人に1人が奨学金を活用しているのが現状だ。その一方で、授業料が値上がりするなど、大学生は経済的に困難を抱えている。オムロン基金は、こうした状況の中、経済的な事情を理由に進路を変更せざるを得ない学生が存在すること、また、卒業後に多額の奨学金返済を行っている実態を社会的課題と捉え、オムロン基金ならではの、「給付型で返済不要」、「他の奨学金制度と併用可能」、「奨学生の卒業後の就職も本人の自由」という給付型奨学金を創設した。

創設初年度となる2024年度の公募期間は、1月22日から3月21日までの2か月間。応募要件は、京都府下の高校を卒業見込みである者、大学進学希望の高校3年生(定時制・通信制課程に在学の場合は卒業学年に限る)などで、採用人数枠は20名。給付金額は月額5万円(年額60万円)、給付対象期間は大学在学の4年間(短大生は2年間)等としている。詳細は、URL先を参照。

https://www.omron.com/jp/ja/about/social/fund/scholarship/

 

画像はイメージ。photo by Paylessimages/ Adobe Stock