北大、官学連携推進に向け専門組織「北海道大学・自治体連携フォーラム」を設立

北海道大学は6月21日、官学連携推進に向け専門組織「北海道大学・自治体連携フォーラム」を設立した。

地域課題解決に取組む自治体に、当該分野に研究や連携の実績を持つ教職員を紹介。課題解決と地域活性化を目指すとともに、自治体をフィールドとすることにより、教育研究の向上も図る。

来年、創基150周年を迎える北大は各種の記念事業を進めており、そのひとつがフォーラムの設立。社会の複雑化に伴い、自治体単独では解決困難な課題が増える中、北海道の風土や地理的特性を基盤に教育研究を行ってきた学術機関として、その知見を地域に還元することが責務との考えから、設立に至った。

教員の専門分野や自治体との連携実績をリストにまとめるなど、学内リソースをマッピングし、学内外に対して可視化。それにもとづき、自治体から相談を受け付け、適切な教員とのマッチングを実施。自治体職員向け研修や共同教育プログラムなどの人材育成や、調査研究につなげる。

相談は専用フォームから受け付けている。相談内容をもとに、電話またはオンラインにて面談を実施。その結果を踏まえて、教職員の推薦や具体的な打ち合わせを行うとしている。

aAdobeStock_252935235 (1)北大。Image by bj_sozai (Adobe Stock)