学生が「仕事」を通して成長、若者が将来に希望を持てる社会へ
富山には、面白い企業や人がたくさんいる。しかし、学生はそのことを知らず、自分たちの将来を悲観している。そうした危機感を背景に、富山市で創業した会社「Labore」は、学生が社会とつながる機会を創出。代表の碓井一平氏は自らも挑戦を続け、新たな事業でロールモデルを目指す。
未来が明るく見える社会へ、
現役大学生と会社を設立
碓井 一平
2019年8月に富山市で創業したLabore(ラボレ)は、「学生にキヅキとワクワクを」を理念に、泊まれる図書館「寄処~yosuga~」の運営やイベントの開催、アルバイトマッチングアプリの開発など、学生と社会との接点をつくり出すことを目指した数々の事業を展開している。
代表取締役社長の碓井一平氏は現在32歳。大学卒業後は家業の環境コンサルタント会社に勤務し、23歳で社長に就任した。転機は30歳の時、母校の大学から依頼された講演だった。碓井氏は、未来には希望があることを学生たちに伝えたが、講演後に届いた学生の感想文に衝撃を受けた。
「AIで仕事が無くなるとか、家庭を持つのが怖いといった、この先の未来や自分の将来を悲観するネガティブな感想ばかりだったんです。それで、大学の先生に『これってどうなんですか?』と…
(※全文:2217文字 画像:あり)
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