富山大学 地域に愛され、頼られる「おもしろい大学」に
生命科学、自然科学と人文社会科学を総合した特色ある国際水準の教育・研究を行う富山大学。齋藤滋学長は2019年の着任以来、「魅力溢れるおもしろい大学」を目指した改革をリードしてきた。教育・研究の特色やこれまでの手応え、今後の展望について聞いた。
Society 5.0に対応するため
データサイエンスを必修に
齋藤 滋
──「おもしろい大学」に込めた思いについてお聞かせください。
具体的には3つのビジョンを掲げています。1つは、授業にしても研究にしても、とにかくみんながワクワクしている大学。2つ目に「Society 5.0」に対応できる人材を育て、新たな融合領域の研究を発信できる大学。そして3つ目として、地(知)を楽しみ知(地)を活かす拠点として、地域に愛され、頼られる大学です。
よく勉強には苦痛を伴うと言われますが、私の経験上、そんなことはまったくない。医師である私は臨床と研究と教育と3本柱でやって来ましたが、自分が面白いと思った勉強は苦になりません。…
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