福井高専 アントレプレナーシップを兼ね備えた、新時代のエンジニアを輩出
各種ビジネスコンテストで表彰される福井工業高等専門学校。工学系のスキルや技能を身につけるだけでなく、産業界などの外部人材を活用しながらビジネスに直結する力を磨いている。ビジネスアイデアや起業家精神を培う教育に迫った。
スキルと創造性を併せ持つ、エンジニアを育成
田村 隆弘
1965年、福井工業高等専門学校は、機械工学科・電気工学科(2005年電気・電子工学科に改称)・工業化学科(1995年物質工学科に改組)の3学科をもって開校した。現在は上記3学科に、環境都市工学科と電子情報工学科を加えた5科と、2つの専攻科(生産システム工学専攻科・環境システム工学専攻科)を持つ。
田村隆弘校長は、高専の役割について次のように話す。「高専は日本の社会基盤を支える人材を育成してきました。近年は AI や IoT で社会の仕組みが大きく変わろうとしています。そうしたなかで…
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