JST、破壊的イノベーションのシーズ創出に向け259件の研究課題を採択
科学技術振興機構(以下JST、理事長:濵口 道成)は、「創発的研究支援事業」の2021年度研究提案募集における新規採択研究代表者および研究課題を決定したことを発表した。
「創発的研究支援事業」は、特定の課題や短期目標を設定せず、多様性と融合によって破壊的イノベーションにつながるシーズの創出を目指す「創発的研究」を推進するため、既存の枠組みにとらわれない、自由で挑戦的・融合的な多様な研究を、研究者が研究に専念できる環境を確保しつつ、最長で10年にわたり支援するもの。
また、創発を促進するため、支援期間中は、異分野を含む多様な研究者同士が相互に触発し、切磋琢磨する「創発の場」を設けることで、破壊的イノベーションにつながるシーズの創出を目指す。
2021年度の研究提案募集では2314件の応募があり、書類選考・面接選考(事前評価)を経て259件の研究課題とその研究代表者が採択された。