米アイダホ大、2026年秋に「広島キャンパス」を設置予定 広島大と連携し半導体分野の学士プログラムを提供

アメリカのアイダホ大学は6月2日、日本校として「広島キャンパス」を2026年8月に設置する計画を発表した。

広島大学と連携して、半導体分野の学士プログラム「Microchips Engineering & Security Alliance」 (MESA)を提供。国際的に活躍できる半導体人材を育成する。

アメリカの大学が工学分野において日本校を設置するのは前例がない。また、日米の大学が連携して半導体分野の学士プログラムを設置するのも初となる。

前半2年間は広島大、後半2年間は米国内のアイダホ大本校で学び、修了者にはアイダホ大の学士号が授与される。授業は4年間を通して、すべて英語で行われる。

アイダホ大は、アメリカ教育協議会(American Council on Education)が全米の高等教育機関を格付けする「カーネギー分類」(Carnegie Classification)において、最高ランクである「R1」の指定を受けるなど、米国有数の総合研究大学。

広島大とは、1951年に同大の再建のために資金や図書を寄付して以来、親密な関係にあり、2022年には学術交流協定も締結した。

広島キャンパスは現在、「外国大学等の日本校」の指定を申請中。指定されれば、2026年秋入学に向け、国内外から広く学生を募集するとしている。

aDSC08788 (カスタム)_waifu2x_noise0_scale2x東京都内にて行われた、広島大との連携による学士プログラム提供に向けた協定締結式の様子。左より、広島大の越智光夫学長、アイダホ大のスコット・グリーン学長。広島大プレスリリースより