東邦大、千葉市と連携協定を締結 千葉市動物公園にて教育研究を行うとともに、市民向けセミナーを開催

東邦大学は7月24日、千葉市と連携協定を締結した。

千葉市動物公園を理学部生物学科の教育研究フィールドとするとともに、地域住民や来園者にセミナーを提供。学術および社会教育の場としての動物公園の発展を目指す。

千葉市動物公園は2020年より、ラテン語で「動物の学園」を意味する「アカデミア・アニマリウム」を掲げ、学術的な活動を重視。大学や研究団体との連携や、市民を対象とした啓蒙活動に取り組んでいる。

地理的に近接していることから、東邦大理学部とは以前から連携。生物学科の「野外生態学実習」にフィールドを提供するほか、学生の卒論や大学院生の論文用の調査研究に協力してきた。

加えて2022年度からは、理学部の教員が一般市民向けに「東邦大学オープンセミナー」を開催。生き物の面白さを専門的な見地から伝えてきた。

今後はこうした連携を一層強化する。今年度はゴリラやニホンザル、野生カラスに関する研究を共同で行う予定。

連携を通じ、生物多様性保全にも貢献したいとしている。

aafigure_03_waifu2x_noise0_scale2x
締結式の様子。左より、鏑木一誠・千葉市動物公園長、神谷俊一・千葉市長、渡邉善則・東邦大学長。東邦大プレスリリースより