生成AI使用が大幅増「とうきょう こども アンケート」2025年調査、東京都
東京都は11月6日、「とうきょう こども アンケート」2025年調査の結果を公表した。
調査結果によると東京の子どもは「今の自分は幸せだ」について肯定的な評価をしている割合は高い(全体平均値は7.92。0~10段階の平均値)ものの、学年が上がるにつれて減少傾向だった(小3:8.29、中2:7.72、17歳:7.36)。
一方、精神的健康状態(WHO-5)に関しては、子ども全体の平均値は18.6(25点満点)だった。学年が上がるにつれて低下傾向にあり、17歳は精神的健康状態が低いとされる13点未満が4人に1人の割合だった。
生成AIの使用経験は、2024年調査と比べて、いずれの学年でも増加傾向だった。特に中2は43.5ポイント(前年24.4pt)、17歳は63.3ポイント(前年42.0pt)と、それぞれ約20ポイントと大幅に増加した。
また、子育てや教育の費用の悩みについて、はっきりと悩んでいる(そう思う)と回答した保護者は36.0%と4割を下回り、前年調査(47.7%)と比較して10ポイント以上減少した。

東京都「とうきょう こども アンケート ~みんなと考える「いま」と「みらい」~」プレスリリースより(2025年11月6日)
調査は、都内に居住する子ども・子育て世代の実態や意識の変化を把握し、エビデンスベースで政策を検討していくため、2023年より継続して実施している。
今回の調査は、2025年5月7日から5月31日にかけて、都内在住の小学3年生、小学5年生、中学2年生、17歳の子ども及びその保護者並びに3歳児の保護者を対象に実施された(合計10,500世帯〔計19,500人〕)。回収率は42.7%だった。
調査結果の詳細は以下から読むことができる。
https://www.kodomoseisaku.metro.tokyo.lg.jp/jigyo/kodomoiken/tokyo-kodomo-anketo/