神戸大、新学部「システム情報学部」の設置記念式典を開催
神戸大学は6月27日、新学部「システム情報学部」が今春誕生したことを記念し、式典を開催した。
同学部は、工学部の「情報知能工学科」を学部へと格上げする形で、この4月に設置。AI、データサイエンス、スーパーコンピュータ、システム科学の専門的な知識・技術を有し、それらを俯瞰的に組み合わせて、社会課題の解決や新価値の創造に貢献できる人材を育成している。現在、第1期生159人が学んでいる。
入学直後から専門科目を学び、その後で教養教育の幅広い学びに取り組む「反転教養教育」や、一定の条件を満たせば学部入学から最短6年間で博士の学位が取得できる「早期卒業・早期学位取得」制度、大学院生と共に研究プロジェクトに参加できる「異分野共創C3ユニット教育プログラム」などが特徴。
神戸大の「六甲ホール」と瀧川記念学術交流会館で開かれた式典では、同大の藤澤正人学長がスピーチ。「総合知に優れ、新たな価値を生み出すことができるデジタル人材の育成が社会的に強く求められている。神戸市を中心とする兵庫県の企業や自治体などとも積極的に連携し、これらの社会的要請に応えていく」と述べた。