朝日新聞社、「全国高等学校麻雀選手権大会」を創設 8月に第1回大会を開催

株式会社朝日新聞社は5月27日、「全国高等学校麻雀選手権大会」を創設することを発表した。第1回大会は8月、東京で開催される予定。

観察力、判断力、論理的思考力、記憶力、集中力が要求される麻雀は、2018年にプロリーグ「Mリーグ」が始まった影響もあり、近年、賭け事というよりも頭脳スポーツとして認識されつつある。国民文化祭や全国健康福祉祭(ねんりんピック)といった、国のスポーツ・文化の祭典にも採用されるほか、自治体が主催する麻雀教室も多く見られるようになってきている。

これに伴い、横浜市の神奈川県立岸根高校や、埼玉県春日部市の松実高等学園のように、麻雀部や同好会をつくる高校も増えてきている。そうした、麻雀に真剣に取り組む若い世代を応援すべく、この度大会を創設した。

参加できるのは、高校生、高専生(1~3年生)、中等教育学校生(4~6年生)、特別支援学校高等部の生徒、高校と同等のインターナショナルスクール等の生徒。同じ学校の2人でチームを作り、応募する必要がある。参加無料。

第1回大会は、7月に東京と大阪で行われる予選を経て、8月に東京で開催される。予選を通過した14チームに、1月に東京と大阪で開催された「プレ大会」で優勝した2チームを加えた16チームが戦う予定。

朝日新聞社は、「全国高等学校野球選手権大会」(いわゆる「夏の甲子園」)の前身となる「全国中等学校優勝野球大会」を1915年に創設するなど、まだ競技人口が少ないスポーツを、若い世代の大会を通じて発展させてきた歴史を持つ。その精神を引き継ぎ、麻雀の発展につなげたいとしている。

aaAdobeStock_178016390Image by beeboys (Adobe Stock)