九州大学が「稲盛フロンティアプログラム」を創設、若手研究者の公募開始

国立大学法人九州大学(参考記事)は、2月24日、秀逸な若手研究者を採用・育成するプログラム「稲盛フロンティアプログラム」を新たに創設し、公募を開始することを発表した。

九州大学では、2030年に向けて多様な「知」と「人材」を結集し、新たな価値創造の基盤となる研究とイノベーションの創出を牽引し、「総合知」によって、社会的課題の解決とそれによる社会・経済システムの変革に貢献する「総合知で社会変革を牽引する大学」を目指している。

これらの目標の実現のためには、優れた研究人材、特に研究パフォーマンスが高いとされる若手研究者をどのように獲得していくかが重要であり、今回の新プログラム創設に至った。 

「稲盛フロンティアプログラム」は、人文・社会科学・自然科学などすべての研究分野を対象に、秀逸な若手研究者を破格の好待遇で准教授として雇用。一般の准教授を大幅に上回る、年間1,000万円~1,200万円の給与を支給する他、5年間で総額3,000万円以上の研究費・研究支援経費を支給。

また、独立した研究者として研究に専念できる環境を提供するため、研究以外の業務(教育、入試業務など)は原則免除、他の研究者の指示を受けない、独立した研究者として研究の実施が可能な環境を提供される。

5年間の任期終了後、特に優れた者(各年度最大2名)は「高等研究院教授」として採用される。 

雇用期間は採用日から5年間で、第1期の採用人数は最大5名。今後、第5期まで実施し、合計で最大25名を採用する予定。
第1期の公募予定期間は2023(令和5)年2月20日(月)~2023(令和5)年4月14日(金)まで。
詳細は下記URLから確認できる。
URL:https://ias.kyushu-u.ac.jp/program/

23.2.27news2国立大学法人九州大学のプレスリリースより