ローカルMBAプログラムが描く 中小企業事業承継の最適解
地域中小企業が後継者育成に悩みを抱える中、地域に密着した事業承継のあり方を目指し、香川県三豊市の「瀬戸内 暮らしの大学」で「地域次世代経営者向けローカルMBAプログラム」が開講した。運営に携わる株式会社umari代表取締役の古田秘馬氏に、その狙いや内容などを聞いた。
経営はあらゆる課題に
対応する「総合格闘技」

古田 秘馬
プロジェクトデザイナー
株式会社umari 代表取締役
東京・丸の内「丸の内朝大学」など多くの地域プロデュース、企業ブランディングなどを手がける。農業実験レストラン「六本木農園」、和食を世界に発信する「Peace Kitchenプロジェクト」、讃岐うどん文化を伝える宿「UDON HOUSE」など、都市と地域、日本と海外を結ぶ仕組みづくりを行う。2021年、香川県に地域事業者でつくる宿「URASHIMA VILLAGE」、2023年にLIfe Science Studio “The CAPE”を開業、活動拠点とする。
2022年、香川県の西部、三豊市仁尾町にオープンした「瀬戸内 暮らしの大学」は25年10月から「地域次世代経営者向けローカルMBAプログラム」を開講する。
同大学は、年齢や居住地を問わず様々な人々が一生学び続けられる市民大学として設立された。地域内外22の企業や個人によって運営され、海辺や里山、空き家など町全体をキャンパスとして学びや仲間づくりの楽しさを提供している。
今回のプログラムでは、地域の多くの中小企業が直面する後継者問題に焦点を絞り、次期経営者や社内幹部候補が経営ノウハウを学ぶことができる実践的なカリキュラムだ。
地元との関係も深い企業などから講師も招き、半年間にわたって次世代経営者の自信と能力を育む。
(※全文:2455文字 画像:あり)
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