大正大学、オンライン入試の導入を決定、対面入試と同時に展開

大正大学は7月31日、2020年10月実施の総合型選抜(旧AO入試)と11月実施の学校推薦型選抜(旧推薦入試)に対して、オンライン入試の導入決定を発表した。

新型コロナウイルス感染症の拡大で、高校の臨時休校やスポーツ大会や資格・検定試験が延期、規模縮小されているのを受け、文部科学省は総合型選抜や学校推薦型選抜で、オンライン面接など工夫を凝らした選抜方法を取り入れるよう全国の国公私立大学へ要請している。

対面や移動間での感染リスクへの不安が叫ばれる一方、通常通りの対面方式の入試を希望する受験生も多い。このため、立正大学は、受験生の受験機会の均等化を図るため、対面とオンラインの入試方式を同時展開する。対面方式とオンライン方式では募集人数、選考方式を分け、受験生は出願時にいずれかを選択することが出来る、としている。 

学力テストは、AIを活用した「オンライン試験監督システム」を導入。「Check Point Z」は、EduLabが旺文社と提携して展開を始めたサービスで、国内のテスト関連サービスとしては初の取り組みとなる。「Check Point Z」は、試験実施中の受験者の様子やパソコンの操作ログなどをすべて記録し、AIと人によってそれらをチェックすることで、テスト受験者の受験中の様子を厳密に確認できる。

AIによるチェックは、目線の動きを追うアイトラッキングをはじめとする、さまざまな技術の組み合わせによって実現しており、人間では見落としてしまうような行動でも捉えられるが、最終的には人の目でも受験者の挙動を確認することで、より厳密な本人確認や不正行為のチェックを可能にする、としている。

20.08.03news3

「Check Point Z」の概要