慶應義塾大学SFC、高専卒業生対象の第3学年編入学制度を2028年4月から新設 2027年春に第1回入試を実施

慶應義塾大学の総合政策学部および環境情報学部は、2028年4月から高等専門学校卒業者を対象とする「第3学年編入学制度」を新たに導入することを発表した。これに伴い、第1回となる「高等専門学校卒業者対象 第3学年編入学試験」は2027年春に実施される。募集要項は2027年1月下旬に公開される予定である。

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この制度が創設された背景には、両学部が掲げる「実践知」という教育理念がある。現代社会の急速な変化において、自ら問いを立てて実社会で挑戦し続ける姿勢が重要視されている。高等専門学校における早期からの実践的な学びや、現場での経験に裏打ちされた知識と技術は、両学部が重視する問題発見・問題解決型の実践知に通じるものとして高く評価された。高等専門学校で培った専門性を広い社会文脈の中での学びへと再構築する機会の提供を目的としている。

入学試験の概要によると、対象学部は総合政策学部および環境情報学部であり、どちらか一方のみ出願可能となっている。募集人員は若干名である。出願時期は2027年6月初旬、二次選考は同年7月中旬に行われ、合格者の入学時期は2028年4月となる。選抜方法は、提出された書類による1次選考と、その合格者を対象とした面接試験による2次選考の二段階で実施される。

出願資格は、高等専門学校を卒業した者、または2028年3月31日までに卒業見込みの者であることに加え、総合政策学部あるいは環境情報学部への志望理由や入学後の構想が明確であり、高いレベルでこれを実現するに十分な意欲と能力を有する者と定められている。

編入学時に認定される単位数の上限は80単位であり、卒業に必要な単位数は124単位だ。ただし、認定される単位数によっては2年間で卒業できない場合があるため、注意を要する。