自律的・主体的キャリア形成に関する調査分析、必要性の反面ストレスも

株式会社リクルートマネジメントソリューションズは11月29日(月)、同社が今年9月に実施した調査「若手・中堅社員の自律的・主体的なキャリア形成に関する意識調査」の結果を公表した。

調査は若手・中堅の会社勤務正社員を対象に、インターネットによって行われ、613の有効回答を集めた。

調査の結果、「自律的・主体的なキャリア形成」と聞いて何を意味すると思うかを尋ねた結果、「1.『自分のキャリアの責任は自分にある』と考えること」(64.6%)、「2.自分の価値観に基づいて、自分でキャリアを選択すること」(61.3%)がそれぞれ6割程度を占めた。

また、「自身のキャリアを考える上で重要だと思うこと」を3つまで選ぶ設問に対しては、「2.自分の価値観に基づいて、自分でキャリアを選択すること」(29.7%)、「10.自分に合った働き方を主体的に選択すること」(27.6%)が多く、「3.1つの職業や会社にとらわれずに、臨機応変にキャリアを形成すること」(11.9%)、「5.会社に頼らないで、自分の力でキャリアを切り拓いていくこと」(13.7%)は下位の結果となった。

さらに、約8割が「『自律的・主体的キャリア形成』をしたい」「これからは多くの人に『自律的・主体的キャリア形成』が求められる」「『自律的・主体的キャリア形成』を支援してくれる会社の方が働きがいがある」と回答している一方で、「ストレスや息苦しさを感じる」という回答も多く、同調査ではこうした点を理解したうえでの支援が企業には必要だと指摘している。

21.11.30new2

「『自律的・主体的なキャリア形成』に関する考え」に対する回答

リクルートマネジメントソリューションズより