男女共同参画の研究や活動を表彰 東北大・澤柳政太郎記念賞の公募開始

東北大学は5月18日、アカデミアにおける男女共同参画の先駆けとして各分野で活躍し、多大な貢献をした人やグループを顕彰する賞「第7回澤柳政太郎記念東北大学男女共同参画賞」の公募を開始した。締切は7月10日。

東北大学では初代総長・澤柳政太郎の教育理念「門戸開放」のもとで、1913 年に日本初の女子学生が誕生するなど、男女共同参画社会の推進や女性研究者の輩出に長年取り組んできた。2014年度には澤柳記念賞を創設、過去には広島大学副理事・副学長の相田美砂子氏や三重大学名誉教授の小川眞里子氏が受賞している。

対象資格は、男女共同参画に関する研究や活動内容について特段に優れた成果を挙げている個人またはグループで、国内外、東北大学内外は問わない。今後一層の成果や活躍が期待される若手(42 歳以下)の個人または若手で構成されるグループを表彰する奨励賞も用意している。推薦方法は自薦または他薦。

受賞者の発表は、日本で初めての女子学生となった3名の東北帝国大学合格者の官報告示があった8月21日に行う。12月の東北大学男女共同参画シンポジウムで受賞者が成果の発表を行う予定。

詳細は東北大学男女共同参画委員会ホームページ(http://www.bureau.tohoku.ac.jp/danjyo/index.html)から。

2020.5.19(3)