共通テスト新科目「情報Ⅰ」のデジタル模試 CBT形式で無料開催 GMOメディア

GMOインターネットグループのGMOメディア株式会社(代表取締役社長:森 輝幸)は、2025年1月の大学入学共通テスト(2025年度入試)から本格導入された新科目「情報Ⅰ」への対策として、高校生を対象とした「高校生向け『情報I』デジタル模試」を開催する。

本模試は、同社が提供する教育DXサービス「コエテコStudy byGMO」上で実施される次世代型デジタル模試である。コンピュータを使用したCBT形式を採用しており、自動採点・集計システムを活用することで迅速な結果フィードバックが可能となっている。実施期間は2025年12月1日(月)から12月21日(日)までで、受験料は完全無料。

サンプル問題(GMOメディア提供)

出題内容は、2026年2月に実教出版から発行予定の副教材『ベストフィット情報Ⅰ New Edition』(代表著者:一般社団法人デジタル人材共創連盟 代表理事・鹿野利春)に収録予定の「大学入学共通テスト特別演習」から、新規に作成された大問4題を使用する。受験生はこれまで誰も解いたことのないハイレベルな問題を通じて実践的な力試しができ、全国規模での自身の学力の位置づけを確認することが可能となる。

今回の開催背景には、2025年度から大学入学共通テストに「情報I」が導入されたことを受け、出題傾向の不透明さから対策ニーズが急増している現状がある。一方で教育現場では、教員の人手不足や作問・採点の負担増といった課題が深刻化している。GMOメディアはこうした背景を踏まえ、最新教材とデジタル技術を組み合わせることで、生徒の学習支援と教員の負担軽減の両立を目指している。

本模試の特徴は、時間や場所を選ばない実施の柔軟性にある。学年一斉の期末試験としての実施や、クラスごとの授業活用、あるいは生徒が自宅や放課後に各自のタイミングで受験するなど、学校のカリキュラムや設備状況に合わせた運用が可能だ。模試終了後には、全国順位・問題別分析レポートとして、参加者全体や学校の中での順位、各問題ごとの詳細なレポートが提供され、学校全体での分析や指導改善、個別指導に活用できる仕組みを整えている。

「コエテコStudy byGMO」は、科目「情報Ⅰ」をはじめとする問題をCBT形式で配信・採点・分析までワンストップで行える教育DXサービスである。5,000問以上の事前収録問題に加え、「問題AIジェネレーター」「問題AIインポーター」機能により教員が独自に問題作成することも可能だ。また、2025年7月よりITパスポート版のシリーズ展開も開始している。

申し込み期間は2025年10月15日(水)から11月28日(金)16時59分までとなっている。対象は「コエテコStudy byGMO」の登録校であり、トライアル登録を行うことで無料で参加が可能だ。試験時間は45分で実施される。