女子大学生を対象とした進路選択に関する調査結果を公表

公益財団法人山田進太郎D&I財団は9月12日、デロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリー合同会社の協力を得て、2023年6月に大学1-2年生の女子520名(文系:278名、理系:242名)を対象に『女子学生の理系進学における障壁と要因に関するアンケート調査』の結果を取りまとめ、その内容を公表した。

同調査は、日本において女性が大学入学時に理工系学部を選ぶ割合が低い背景に着目し、特に文系を選択して大学に進学した女性の幼少期からの経験や育った環境、学校、親族などの要因を中心に分析し、なぜ理系を選ばなかったのか、女性の理系選択に影響を与える要因を明らかにしたもの。

調査結果の概略によると、「理系進学者と文系進学者を比較すると、女子学生が理系に進学する要因として『得意な理系科目があること』も重要だが、『理系進学・就職にメリット』を感じることがより重要。理系進学者は『理系進学・就職にメリットを感じる』確率が3倍以上も文系進学者より高い。」、「『理系進学・就職にメリットを感じること』は『プラスの影響をもたらす保護者を含めた理系ロールモデル』と中高時代の『理系体験』が影響。『学校の女子理系進学割合』の要因は影響が限定的。」としている。調査結果の詳細はURLから。
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