AI利用の子ども向け在宅運動ツールを開発へ 慶應SFCと博報堂など

慶應義塾大学SFC研究所の仰木裕嗣研究室と博報堂などは8月31日、子ども向け在宅運動ツール「POSE & PLAY」の実証実験を開始したと発表した。PCやスマートフォンを使って自宅内で運動できるブラウザベースのツールで、新型コロナウィルス感染症に伴う子どもの運動不足の解消を目指し、市場導入を見据えた研究開発に取り組む。 

「POSE & PLAY」は機械学習ベースの姿勢推定エンジンである「PoseNet」を利用。カメラに映る自分の姿勢を画面上のマーカーに合わせて、ゲーム感覚で楽しみながら運動することができる。センシング技術を用いて子どもの身体能力を定量化し、それぞれの子どもの成長を可視化できる見込み。

実証実験は、小学生を中心とした子どもに「POSE & PLAY」のプロトタイプを体験してもらい、長期的に楽しめるコンテンツ開発やゲーム性の向上、運動基礎能力や技術への効果、知的活動への効果に関する知見を得ることが狙い。子ども向け以外の用途への拡張可能性についても探索する。

「POSE & PLAY」体験用プロトタイプは以下URLから利用可能。

https://demo.poseplay.me/

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「POSE & PLAY」の利用イメージ