文科省「日本型教育の海外展開推進事業」 4件の公認プロジェクトを選定

文部科学省は6月24日、「日本型教育の海外展開推進事業(EDU-Portニッポン)」の2020年度の新規公認プロジェクトとして、福井大学、内田洋行、すららネット、Colorbathの4プロジェクトを選定した。海外展開予定先における現地関係機関との交渉・調整を支援するほか、公認プロジェクトは実施費用の一部を支援する。

福井大学の「福井型教育の日本から世界への展開」は、アフリカ域内の教員養成を推進するために、マラウイのナリクレ教員養成大学で国際教職開発プログラムを協働で実施し、活動を通して得られた知見を、福井大学の国際教職開発センターでの研修に活用する。

内田洋行の「カンボジアHome Learning教材開発プロジェクト」は、カンボジアの2つの教員養成大学でEFL(English as a Foreign Language,)学習教材として完成度の高い日本製小学校英語コンテンツを導入する。

すららネットは、新型コロナウイルス感染症等で学校教育の中断が余儀なくされているスリランカで、E ラーニング教材「Surala Ninja!」の提供や、「デジタル算数コンテスト」や教員の日本への研修派遣などの活動を行う。

NPO法人Colorbathは「マラウイとのICTを活用した生徒・教師参加型の双方向グローカルプログラム推進事業」を実施。日本の学校のクラス運営の手法などを共有する。

20.06.25news2