「パーソル高度バイオDX産業人材育成協働研究所」を開設 大阪大学

総合人材サービスのパーソルグループで人材派遣・アウトソーシング事業を手掛けるパーソルテンプスタッフ株式会社は、大阪大学大学院工学研究科と協働で理系人材の評価育成を目的とした文理融合型の「パーソル高度バイオDX産業人材育成協働研究所」を開設した。パーソルテンプスタッフは今回の協働研究により、成長分野であるバイオ医薬品(抗体医薬、遺伝子治療用医薬、ワクチンなど)の製造を支えるものづくりのバイオテクノロジーを推進する産業人材の育成を目指している。

これまで日本の研究開発分野における人材の評価育成は、修了した専門分野などの学修履歴や、論文等の成果に基づいて主に評価されてきた。一方、多様な学びの場を有する欧州等では、学修および学歴を基準とする評価ではなく、人材を知識、スキル、職能(コンピテンス)の指標に沿って評価する傾向がある。

今回、新たな研究所を開設することで、実際の研究現場で得た分析データに基づいたトレーニングにより、高度人材教育の合理的手法を開発し、キャリアの創造とイノベーションを推進することを目的としている。2021年度は調査と必須要素の洗い出し、2022年度はバイオ研究に携わる数百名以上のデータ分析を通じた職能分析やキャリアマップ・人事評価体系の立案、さらに2022年度以降は新評価法について研究開発現場での実地検証を開始。「高度バイオDX産業人材」の育成を行っていく計画だ。

21.9.13news1

パーソルテンプスタッフ株式会社・プレスリリースより