「国立大学改革・研究基盤強化推進補助金」を公募 文科省
文部科学省は5月9日、令和5年度「国立大学改革・研究基盤強化推進補助金」(国立大学経営改革促進事業)の公募を開始した。
2022度から始まる第4期中期目標期間における国立大学は、それぞれのミッションを踏まえつつ、ポスト・コロナ、地方創生、Society5.0、SDGs 等への貢献を通じて、日本社会の公共財として、様々なステークホルダーとの連携・協働を介して、社会変革や地域の課題解決を主導していくことにより社会・経済・国民生活等への影響(インパクト)を与えるとともに、国立大学自身が自律的・戦略的な経営を進めていくことが求められている。
自律的・戦略的な経営には、学長がリーダーシップを発揮するなどによって、法人化のメリットを最大限に活かした経営改革の推進が不可欠だ。同事業は、そうした観点から、国立大学の経営改革の実装を実現・加速し、各大学のミッションを踏まえた強み・特色ある教育研究活動を通じて、社会的インパクトの創出に先導的に取り組む大学に対して支援を行うもの。
支援対象は、“地域”や“特定分野中核”として強み・特色ある教育研究活動に取り組む国立大学法人や、“トップレベルの教育研究”の展開を目指す国立大学法人で、事業の期間は4年間。公募資料によると、最終的な補助件数は、有識者による検討会が決定する。補助事業支援総額は650百万円(令和5年度)とし、各法人への支援額は、各法人の申請額を踏まえ、構想内容・採択件数に応じ、有識者による検討会が決定するとしている。詳細はURLから。
https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/houjin/mext_00007.html
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