量子コンピュータや遺伝子治療に新規予算。令和5年度予算案 文科省

文部科学省は、総額5兆2941億円(対前年度0.2%増)となる「令和5年度 文部科学省予算(案)」を公表した。

学校関連では「小学校における35人学級や高学年の教科担任制の推進」1兆5,216億円(前年度:1兆5,015億円)をはじめ、「学校における働き改革の推進のための支援スタッフの充実」に91億円(前年度:84億円)、「スクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカー、SNS等を活用した相談体制の充実、自対策、不登校対策等の推進(不登校特例校の設置促進等)」に85億円(前年度:80億円)等が盛りこまれた。 

また、部活動の地域移行に関しては、概算要求の「部活動の地域移行に向けた支援」(約88億円)から、「部活動の地域移行等に向けた実証事業」(11億円)と大幅な減額となった。

科学技術予算関連では、新規事業として「量子コンピュータ・スーパーコンピュータの組み合わせによる研究DX基盤の高度化(TRIP)」に23億円【47億円】、「再生・細胞医療・遺伝子治療実現加速化プログラム」に92億円【17億円】を計上している(なお、【】内は令和4年度第2次補正予算額)。予算案の詳細は、URL先で確認できる。
https://www.mext.go.jp/a_menu/yosan/r01/1420672_00008.htm

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