AIスキル学習者が会社に求めるものは「学習費用」「学習時間」「実務でAIスキルを活用する機会」
250以上の企業・団体で構成され、グーグル合同会社を主幹事にデジタル人材の育成に取り組む日本リスキリングコンソーシアムは12月9日、AIスキルの習得に関する調査の結果を発表した。
AIを活用して業務を行う「AI人材」(エンジニアなどスペシャリストは除く)は、そのスキルをなぜ身に付けようと思ったのか、身に付ける上でどんな課題を感じているのか調べた。
調査は9月から10月にかけて、同コンソーシアムの会員の「AI人材」を対象に実施。
AIスキルを習得しようと思ったきっかけについて尋ねたところ(n=2,731、複数回答可)、「AI技術に興味があったから」が76.9%で最多。「業務の効率化が必要だと感じたから」(67.7%)、「学習や自己成長の一環として取り組んだ」(45.4%)、「個人として競争力を維持・向上させるために必要だと感じたから」(43.1%)と続いた。
AIスキルの学習を続ける上での課題について尋ねたところ(n=924、複数回答可)、「学習に必要な時間を確保することが難しい」が52.1%でトップ。「モチベーションを維持することが難しい」(38.9%)、「実務に応用するのが難しい」(32.3%)、「日々の業務と学習の両立が難しい」(29.0%)と続いた。
AIスキルの学習を続けるために勤務先からどのような支援があればよいか尋ねたところ(n=929、複数回答可)、「学習費用の負担」(59.8%)、「学習時間の確保」(53.6%)、「実務でAIスキルを活用する機会を提供」(40.7%)がトップ3となった(画像参照)。
調査結果の詳細は以下から見ることができる。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000014.000131450.html
日本リスキリングコンソーシアム プレスリリースより