帝京大、山梨県内の3自治体と連携協定を締結 遺跡の発掘調査や災害時の文化財救出・修復に協力

帝京大学は7月9日、山梨県の笛吹市、身延町、富士河口湖町とそれぞれ連携協定を締結した。

帝京大は笛吹市に、最新の分析装置を備えた「文化財研究所」(2012年設立)を保有。埋蔵文化財の調査研究・保存修復と、それを担う専門人材の育成を行っている。

近隣の自治体と連携した活動にも取り組んでおり、笛吹市とは古墳の発掘調査を、身延町とは金山の調査を、富士河口湖町とは本栖湖の湖底遺跡の調査を共同で行ってきた。

今後はこうした連携をさらに強化するとともに、災害時には、被災した文化財の救出活動や保存修復に協力する。

歴史学・考古学分野の教育研究を、地域と一体となって進めていきたいとしている。

anews_20250711_04_waifu2x_noise0_scale2x富士河口湖町との締結式の様子。左より、冲永佳史・帝京大理事長兼学長、渡辺英之・富士河口湖町長。帝京大プレスリリースより