修学困難な生徒に「学びの場」を 一人ひとりの潜在能力を引き出す
不登校や発達障害など、修学に困難を抱えた子どもたちは中学校を卒業後、進路の選択肢が限られる。そうした課題に対応し、専門的な知見を活かして学びの場を提供しているのが「佐賀星生学園」だ。理事長・校長の加藤雅世子氏は、誰もが尊重され認め合える環境づくりを目指す。
自ら新たな学校をつくり、
一人ひとりの生徒に寄り添う
加藤 雅世子
佐賀星生(ほっしょう)学園は文部科学省から大学入学資格付与指定を受けた高等専修学校であり、小中学時代は不登校などを経験した生徒も大学・短大・専門学校への進学や就職など、自身のキャリアを切り拓いていける。週5日登校のウィークデイコースと土曜のみのワンデイコースが用意され、2011年に開校して以降、2022年3月までに362人の卒業生を輩出してきた。
星生学園を設立した理事長・校長の加藤雅世子氏は、かつて専門学校で働きながら佐賀大学大学院で教育心理学を学び、臨床心理士の資格を取得。その後、佐賀県の小中学校でスクールカウンセラーを務め、…
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