AIの進化による大学のDX 自ら「0→1」を実践し、人を育てる

佐賀のベンチャー企業、木村情報技術はAIを活用して大学の教育・研究・運営を総合的に支援するシステムを構築。起業家として0→1に挑戦し、同社を成長させてきた木村隆夫社長は今、若手起業家の育成にも取り組み、さらには自社の新たな事業として「メタバース大学」の構想も描く。

大学のDXに貢献、
AIで教育・研究を支える

木村 隆夫

木村 隆夫

木村情報技術株式会社 代表取締役
1962年東京生まれ。1987年星薬科大学薬学部卒業、薬剤師資格を取得。18年間にわたり山之内製薬にてMRとして勤務し、大学を担当。2005年山之内製薬と藤沢薬品工業が合併し、アステラス製薬になるのを機に早期退職。同年、自宅のある佐賀にて、木村情報技術株式会社を設立。

コロナ禍以降、Zoom等が一気に浸透したが、2000年代半ばにいち早くウェブ会議システムを手掛け、そこで培ったノウハウを活用し、ウェブ講演会・セミナーのライブ配信事業に進出して成長を遂げたベンチャーが、佐賀市に本社を置く木村情報技術だ。

木村情報技術の代表、木村隆夫氏は製薬会社のMR(医薬情報担当者)出身であり、大学病院を担当して講演会・セミナー等の企画立ち上げやコーディネートに携わった。2005年に木村情報技術を立ち上げ、前職での経験を活かし、主に医療業界向けにウェブ講演会ライブ配信事業を展開している。

また、2016年からAI事業にも本格的に取り組んできた。現在まで16期連続で成長を続け、従業員は400名以上、…

(※全文:2237文字 画像:あり)

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