有田のまちが教室になる 地域ならではのSTEAM教育に挑戦

佐賀県の有田町では「有田型STEAMモデル」の構築を掲げ、STEAM教育の推進に力を入れている。町のサポート役としてその始動プロセスに貢献したBarbara Pool代表取締役の井上祐巳梨氏に、有田町での手応えやSTEAM教育にかける思い、今後のビジョンを聞いた。

「知る」と「つくる」を往還し
新たな価値を創造する力を育む

井上 祐巳梨

井上 祐巳梨

株式会社Barbara Pool 代表取締役・クリエイティブプロデューサー
一般社団法人STEAM JAPAN 代表理事
STEAM教育に関する情報を発信するWEBメディア「STEAM JAPAN」編集長。近年は、各省庁・自治体・企業団体等あらゆる垣根を超え連携し、STEAM教育を通じての日本の教育課題解決を目指して推進中。

「有田型STEAMモデル」とは、次世代を担う子どもを育てるために、町や地域、家庭、学校や教育委員会、STEAM教育推進団体が連携し、有田町ならではの新しい教育連動を創出することだ。自然豊かな風土と日本の古き良き伝統文化に育まれた土壌で有田の未来をつくるため、子どもたちに自ら課題を見つける力、物事をさまざまな面から捉え、解決する力、新しい価値を創造する力を身につけてほしいという願いから始まった。

推進団体の1つとして参画しているのが株式会社Barbara Pool(バーバラ・プール)だ。「社会に『あたたかなイノベーション』を起こす」をビジョンに掲げ、2013年に設立された同社は、…

(※全文:304文字 画像:あり)

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