佐賀大学 「18歳中心主義」から脱し、大学を生涯学習の場に

未来へと進むための羅針盤として、2030年に向けたビジョンを策定し、地域を志向した教育・研究・社会貢献を推進している佐賀大学。主体的な改革を推し進め、地域活性化の中核的拠点を目指す佐賀大学の取組と展望について、兒玉浩明学長に話を聞いた。

高大接続改革を推し進め、
教学マネジメントに力を注ぐ

兒玉 浩明

兒玉 浩明

佐賀大学長
1960年生まれ。1985年、佐賀大学大学院理工学研究科修士課程修了。1988年、九州大学大学院理学研究科博士課程修了(理学博士)。佐賀大学理工学部の准教授、教授等を経て、2019年10月に国立大学法人佐賀大学長に就任。

──佐賀大学は、2030年に向けたビジョンを策定されています。教育については、どのような取組を進められていますか。

第4次産業革命やSociety5.0と言われる社会が到来し、予測困難な時代において、教職員をはじめとした大学の構成員が志を持って未来へと進むためには、これからの方向性を示す羅針盤が不可欠です。

本学は2020年に「佐賀大学のこれから-ビジョン2030-」を策定しました。その中では2030年に向けて目指す大学像として、「佐賀大学に関わる人々が誇れる大学」「佐賀大学で学びたいと選ばれる大学」「地域社会から期待・信頼される大学」の3つを掲げています。その実現のために、…

(※全文:2099文字 画像:あり)

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