佐賀県教委 「志を高める教育」の実現へ、唯一無二の誇り高き学校をつくる

「志を高める教育」を目指して、唯一無二の誇り高き学校づくりや、先進的なICT教育を推進する「プロジェクトE」、地域と連携した部活動改革などに力を注ぐ佐賀県。県教育長の落合裕二氏に、2022年度の重点施策や今後の展望について話を聞いた。

地域への誇りや愛着を育み、
子どもたちの「志を高める」

落合 裕二

落合 裕二

佐賀県教育委員会 教育長
筑波大学を卒業後、1984年に佐賀県庁に入庁。以来、福祉、国際交流、財政、新産業など様々な業務を経験。唐津市商工観光部長への出向を経て、県の政策部長、県民環境部長を歴任。2019年10月から現職。

──県教育長として、どのような思いで教育行政に取り組まれていますか。

私は2019年10月に佐賀県教育長に就任しました。私自身のキャリアとして初めて教育行政を担当し、就任後は積極的に学校現場を見て回りました。生徒や先生方の頑張りに接し、教育施策と学校現場がどのように関係してくるのかを把握しながら、県としての方針や取組を考えてきました。

教育行政はどちらかと言うと、文部科学省が示した指針や通達に基づき、それをきちんと実行することが求められます。もちろんそれは大事ですが、…

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