「ティール組織」で困難や変化を力に 一人ひとりが自分らしく働く
次世代型の新しい組織運営として注目を集めるティール組織。それは、一人ひとりが「自分たちの存在目的は何か」を問い続ける組織であり、常に探究を続ける組織でもある。『ティール組織』の解説者・嘉村賢州氏に、新しい組織概念のポイントと実践の方法について話を聞いた。
未来への予測や制御を手放し、その時々の変化に適応する
嘉村賢州
──改めてティール組織とは、どういったものですか。
ティール組織を一言で説明すると、生命論的な組織です。
従来の機械論的な組織では、人間が全体の中の1つのパーツや機能として扱われ、それを効率よくマネジメントすることが重視されてきました。また、未来は予測できるという前提に立ち、計画を策定してリスクをコントロールすることが目指されてきました。
一方、生命論的な組織では、人間がいかにその人らしく存在できるかが重視されます。
組織のために個人を犠牲にするのではなく、一人ひとりの個性を大事にする。未来は予測できるという幻想を手放し、その時々の変化に適応していく。
ティール組織は、困難や変化を力に変えることができます…
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