「公正」から社会を変える、世界屈指の探究校ハイ・テック・ハイ

世界中から教育関係者の訪問がやまない世界屈指の探究校「ハイ・テック・ハイ」(HTH)。HTH の教育者研修を日本の文脈に沿った形で日本国内で実践し、HTH の探究的な学びをテーマに新著を上梓した一般社団法人こたえのない学校の藤原さと代表理事に話を聞いた。

世界中の教育者が視察に訪れる、アメリカの公立校

藤原 さと

藤原 さと

一般社団法人こたえのない学校代表理事
コーネル大学大学院修士(公共政策学)。日本政策金融金庫、ソニーなどで海外アライアンス、新規事業立ち上げなどをするなかで「探究する学び」に出会い、一般社団法人こたえのない学校を2014年に設立。主な著書に『「探究」する学びをつくる』(平凡社)。

2015年に公開した教育ドキュメンタリー映画「Most Likely To Succeed」。35か国以上の学校、教育委員会、地域コミュニティで7000回以上公開され、日本でも500回以上、上映された。この映画は、アメリカ西海岸、カリフォルニア州にある公立校「High Tech High(ハイ・テック・ハイ)」(HTH)が舞台(小中高等学校がある)。同校の生徒は、低所得層が約半数を占める公立校でありながら、4年生大学の進学率は、州平均(26%)の倍(54%)に達している。一方で、世界屈指の PBL(プロジェクト型学習)を実践する学校として世界中の教育関係者が視察に訪れている…

(※全文:2308文字 画像:あり)

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