U理論でイノベーションを実践 探究と内省がもたらすブレイクスルー
MIT のオットー・シャーマー博士が提唱し、意識の変容を外的な変化へとつなげるプロセスを体系化した U理論。個人や組織が U理論を実践するためのポイントや注意点、これから求められるリーダーシップについて、オーセンティックワークス代表・中土井僚氏に話を聞いた。
イノベーションは、内面の変容から始まる
──U理論とはどのような理論なのでしょうか。
中土井 僚
一言で説明すると、イノベーションを可能にするための実践理論です。人の内面の変容がどのように起きて、それが外的な行動にどのようにつながるのか、その原理原則とプロセスが明確化されています。
先が読めない不確実な時代において、外部環境が変われば、当然、自分たちが発揮すべき価値も変わります。しかし古い脳内地図のまま外部環境と向き合っても、その変化が意味することを感じ取れず、何をしたらいいのかも定義できません。
世界を認識する枠組みや現実の捉え方の枠組みを変えなければ、自らの価値を発揮できないのです…
(※全文:2162文字 画像:あり)
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