主体的に考える習慣を身につけ、共に課題を解決する達成感を味わう

文科省が推奨する「国際バカロレア」は、探究心等に富んだ若者の育成を目的とする世界共通の教育プログラムだ。「町田こばと幼稚園」は、2019年3月に日本の一条校として3校目、東京都では初となるプライマリーイヤーズプログラム(PYP)の認定を受けた幼稚園として知られている。

「世界のなかの日本人」らしさ、資質を失わないために

神蔵 かおる

神蔵 かおる

町田こばと幼稚園 副園長
東京女子大学卒業後、専門商社の総合職として勤務。2000年より町田こばと幼稚園勤務。2009年副園長に就任。創設者でもある園長の神蔵聖子氏は義母。

学校法人神蔵学園が運営する「町田こばと幼稚園」(東京都町田市)は、1966年の創立当初より、「多様な経験」を通して、未来を「生き抜く力」を育むことを理念とし、ネイティブの外国人講師と過ごす英語教育、玄米、野菜を中心とした手作り給食の提供、屋内温水プールで水泳の通年指導などをとり入れた独自のカリキュラムで、地域の教育活動に貢献してきた。そして2019年3月、国際バカロレア(以下、IB)の3歳~12歳までを対象としたプライマリーイヤーズプログラム(以下、PYP)認定を受けた…

(※全文:2495文字 画像:あり)

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