林業にリーダー人材を呼び込む 地域活性や学び直しにも期待

林業への新規就業者を増やすために、2019年に開設された「みやざき林業大学校」。実践的な教育プログラムで林業のリーダー人材育成を目指している。校長の黒木逸郎氏は、林業のキャリアは多様な人たちに開かれており、シニア層の学び直しの選択肢にもなり得ると期待を寄せる。

宮崎県の林業を牽引する
未来のリーダーを育成

黒木 逸郎

黒木 逸郎

みやざき林業大学校 校長/宮崎県林業技術センター 所長

スギ丸太生産量が30年連続で日本一となるなど、宮崎は全国トップクラスの林業県として知られる。しかし豊富な森林資源に恵まれる一方で、林業の担い手不足は深刻だ。2015年の国勢調査によると、宮崎県の林業就業者数は2222人。2010年から17%減少し、高齢化率は23%にのぼる。

こうした課題に対応し、林業への新規就業者を増やすために、2019年に開設されたのが「みやざき林業大学校」だ。同校は学校教育法で定める教育機関ではなく…

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