管理職研修における最大の課題は効果測定、民間調査

管理職向けコーチングサービスを提供するZaPASS JAPAN 株式会社は4月16日、「管理職研修に関するアンケート」の結果を発表した。人事・総務・経営部門で社員向け研修の検討・実施に携わるビジネスパーソン150人に3月、管理職向け研修の実施状況や課題について訊いた。

管理職向け研修の実施状況について尋ねたところ、「実施している」が70.7%、「実施していない」が29.3%だった。7割以上が管理職研修を実施していることが分かった。

「実施している」と回答した人に、その方法と内容について尋ねた(複数回答可)。方法については、「外部の研修会社を利用」が71.7%と最多。「社内研修の実施(研修の内製化)」が63.2%でそれに続いた。内容については、「マネジメント」が63.2%で最多。「リーダーシップ」(49.1%)、「ハラスメント」(36.8%)、「コーチング」(35.9%)と続いた。

研修後の受講者の変化について尋ねたところ、「意識・行動ともに変化した」が56.6%で、「意識のみ変化した」が26.4%。4割以上が行動変容までは至っていないことが明らかになった。

研修運営上の課題について尋ねたところ、「効果測定の難しさ」が50.0%で最も多く、「受講者のモチベーション維持」が44.3%、「研修効果の出にくさ」が41.5%と続いた(画像参照)。効果測定が課題となっていることが浮き彫りとなった。

その効果測定の実施状況について尋ねたところ、「十分に実施できている」が40.6%、「実施しているが改善の余地がある」が50.9%、「実施していない」が8.5%だった。半数以上が改善の余地があると考えていることが判明した。

「実施していない」と回答した人にその理由について自由記述で答えてもらったところ、ノウハウがない、マンパワー不足といった理由が挙がった。

詳細は以下から見ることができる。

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000028.000061567.html

 

ZaPASSプレスリリースより