端末利活用に向け現場を支援 自治体はネットワーク環境の整備を
小中学校では、1人1台の端末による学習が今年4月からスタートする。現状、ICT 環境の整備はどうなっているのか、現場のサポート体制はどうなっているのか。「GIGA スクール構想」を推し進める文部科学省初等中等教育局の情報教育・外国語教育課長、今井裕一氏に聞いた。

今井 裕一
文部科学省初等中等教育局情報教育・外国語教育課長
平成7年文部省(現文部科学省)入省。
これまで高等教育局大学振興課教員養成企画室長、同専門教育課専門職大学院室長、初等中等教育局初等中等教育企画課教育制度改革室長、大臣官房総務課副長、内閣参事官(内閣総務官室)等を経て、現職。
1人1台端末による個別最適化された、創造性を育む教育の実現を目標に掲げる「GIGA スクール構想」。当初は、2023年度までに環境を整備する予定だったが、コロナ禍によりスケジュールの大幅な前倒しを決定。2021年度より、1人1台の端末での学びがスタートする。2021年2月現在、ICT 環境の整備状況はどのようになっているのだろうか。
「去年8月の段階で約1,800ある自治体のうち7自治体だけが遅れそうだということでしたが、その後の働き掛けもあって、本年4月以降、概ね全国の学校で1人1台の端末環境で教育がスタートできる見込みです。今後は…
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