設立数年でICT先進校となった未来のリーダーを育む公立校の挑戦

教育機関の IT 活用を推進しているつくば市。市立みどりの学園義務教育学校は2018年に開校したばかりの公立校ながら、さまざまな場面で教育に ICT を取り入れている。「eラーニングアワード2020フォーラム」で文部科学大臣賞を受賞するなど、ICT 先進校として注目を集めている。

市をあげた教育資源の活用に、自校の ICT 教育を連動させ加速

毛利 靖

毛利 靖

みどりの学園義務教育学校 校長
2001年茨城県小中学校教諭を経て、つくば市教委情報教育担当指導主事。市内小中学校の教育の情報化を推進。12年つくば市施設一体型小中一貫教育校春日学園教頭。16年つくば市教育局総合教育研究所所長を経て現職。文部科学省優秀教員。中央教育審議会臨時委員。文部科学省・総務省・経済産業省「未来の学びコンソーシアム」運営協議会委員、文部科学省「ICT 活用教育アドバイザー」他。

つくば市立みどりの学園は2018年4月に開校したばかりの義務教育学校で小学1年生から中学3年生まで9年間一貫教育を実施している。教育立県を目指す茨城県の中でも、とくに教育資源に恵まれたつくば市は、文部科学省の教育課程特例校の指定を受けて次世代カリキュラム「つくばスタイル科」を創設。小中一貫校教育において、8つの内容(環境、キャリア、歴史・文化、健康・安全、科学技術、国際理解、福祉、豊かな心)をもとに3つのステップ(In-About-For)で構成された発信型プロジェクト学習を行うことで、次世代型スキルの育成を目指してきた…

(※全文:2334文字 画像:あり)

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