教育ICT基盤のフルクラウド化で 多様な働き方・学び方を実現

1人1台端末環境の実践に向け、全国に先駆けて教育 ICT 基盤のフルクラウド化を進める鴻巣市。新しい時代に求められる資質や能力を養うための取組を実践していくという。教育の情報化を推進している鴻巣市教育委員会のキーマン3人に、その背景や意義を尋ねた。

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左から、新井亮裕 鴻巣市教育委員会教育総務課 主任、榎本泰 同学校支援課 指導主事、新井哲弘 同学校支援課 主査

全国に先駆けて、先端技術で学校教育を刷新

埼玉県鴻巣市では、市内全ての小中27校(小学校19校、中学校8校)の教育 ICT 基盤をフルクラウド化することで、ネットワーク環境が整備されている場所であれば、いつでもどこからでも学べる環境の構築を進めている。デジタルコンテンツや校務系システムもクラウド化することで、児童生徒の家庭での学習や教職員のテレワークでの利活用を実現していく。

今回の取り組みは、鴻巣市が2020年8月に『先端技術の活用による教育 ICT 環境の刷新』として発表した。

「本市では、GIGA スクール構想が打ち出される以前から…

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