約6割の学校が「LGBTQ」に配慮した服装を導入・検討中

菅公学生服株式会社 (本社:岡山市北区駅元町)が発信している調査レポート「カンコーホームルーム 」にて、「ジェンダーレス制服」の導入背景に関する調査データを公開した。 

近年、ファッション業界で「ジェンダーレス」という性別に関係なく着ることのできるファッションが注目されている。この潮流は、学校制服においても見られ、男女兼用のブレザータイプの制服や、今までスカートのみだった女子制服にスラックスを導入する動きが増加している。そこで、「ジェンダーレス制服」がどのような背景で広がっているのか、全国の小中高校の教員1800名を対象に、服装による「LGBTQ」の生徒・児童への配慮の現状や、学校での「LGBTQ」生徒・児童の把握状況、「LGBTQ」の生徒・児童への服装の配慮として良いと思うスタイルについて調査した(インターネットリサーチ、2021年6月に実施)。

調査結果サマリーは、以下のとおり。

・「LGBTQ」の生徒・児童への服装の配慮の現状は、「服装による配慮をしている」(39.3%)、「今は服装による配慮はしていないが、今後予定している」(20.3%)をあわせると、約6割の学校が服装の配慮を導入・検討中

・「LGBTQ」の生徒・児童の把握状況は、小学校は約1割、中学・高校では約3割になり、小学校に比べ中学・高校で増加している

・学校が考える「LGBTQ」の生徒・児童への服装の配慮として良いと思うスタイルは、「女子のスラックス制服の採用」(50.1%)が最も多く、次に「スカート・スラックス・リボン・ネクタイなど男女関係なく、自由に選べるようにする」(36.0%)、「男女共通デザインのブレザーの採用」(35.4%)などがあげられている。

21.10.27news3

Q.あなたの学校は、服装によるLGBTQの生徒・児童への配慮はされていますか。(単数回答)

菅公学生服・プレスリリースより