管理職に就きたくないと考えるIT人材が6割
IT領域の人材紹介を手掛けるレバテック株式会社は12月18日、IT人材を対象に行った管理職への意向に関する調査の結果を発表した。
調査は11月、20代~50代のIT人材を対象に実施。3,000名から回答を得た。
現在管理職に就いていないIT人材(n=2,369)に、管理職になりたいと思うか尋ねたところ、「ほとんどそう思わない」が19.8%、「まったく思わない」が38.5%。「非常にそう思う」(3.7%)、「ややそう思う」(12.0%)を圧倒した(画像参照)。
なりたいと思わないと回答した人(n=1,381)に、その理由について尋ねたところ、「責任やストレスを感じることが増えそうだから」(48.4%)が2位以下に大差をつけてトップ。管理業務に伴う負担を懸念する人が多いことが判明した。
「管理業務よりも技術者としての専門性を磨きたいから」(11.7%)、「適性がないと感じるから」(11.3%)、「給与面でのメリットを感じないから」(11.1%)と続いた。
年代別に見ると、なりたいと思わないと回答した人の割合は、20代で50.3%、30代で57.4%、40代で57.9%と、年代が上がるにつれて増加。50代では70.5%に上った。
一方、現在管理職に就いている人(n=631)に、管理職を続けたいと思うか尋ねたところ、「ほとんどそう思わない」は12.5%、「まったく思わない」は11.6%。「非常にそう思う」(19.5%)、「ややそう思う」(26.6%)を下回ったが、それでも続けたくないとの回答が2割を超えた。
続けたくないと回答した人(n=152)に、その理由について尋ねたところ、「責任やストレスを感じることが多いから」が52.0%で、、2位以下に大差をつけてトップ。「給与の割に合わないから」(12.5%)も3位に入り、責任や業務量に見合うだけの報酬を得られていないと感じる人も少なくないことが判明した。
調査結果の詳細は以下から見ることができる。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000713.000010591.html
レバテック プレスリリースより